高血圧イメージ

生活習慣病が起因になる高血圧

高血圧も糖尿病も生活習慣病の一つです。
こうした状態が継続していくと、さらにひどい病気を引き起こします。
心臓病、脳卒中、いずれも命の危険性のある怖い病気です。
生活習慣病は他の様々な病気を引き起こす要因となります。
例えば糖尿病で血圧が高くなることもありますし、脂質異常の状態で血管に影響すればそれもまた血圧に関わってきます。

体はどこかが悪くなると他のところも悪くなり、どこかが良くなっていくと、他のところもよくなっていくことが多々あります。
血圧が高いだけ、という事ではなく、血圧が高いことによってよし深刻な病気になるかもしれないという危機意識を持っておくべきなのです。

心臓は1分間に60回から70回程度、血管へ血液を押し出す作業を行っています。
心臓が収縮し血液を押し出す時、この時、一番圧がかかるときで、これを最高血圧といいます。
この後に収縮した心臓が広がる際には圧が一番かからなくなり、これが最低血圧です。
最高血圧は収縮期血圧、最低血圧は拡張期血圧といいます。
血圧が高いというと、最高血圧が高いと考える方が多いのですが、いずれが高くても高血圧という状態です。

血圧が高いというそのものに自覚症状はありません
健康診断などで血圧が高いといわれても、何も自分で感じる症状がないのですから、放置してしまう人が多いのもうなずけます。
でも、この自覚症状が何もないという時こそ、治療を始めるべきなんです。
血圧が高い、でも症状がない、こういった状態でも血圧が高いために血管や心臓に大きな負担になっていることは間違いありません。

血圧が高いことから引き起こされる合併症は心臓、脳、眼、腎臓など、生きていくために不可欠な大切な部分に起ります。
もうどうにもならない、一生薬が必要、一生治療が必要、という状態になる前に、医療機関を受診しお薬が必要なら医師の指示に従いしっかり服用する、また生活習慣を見直し、健康的な血圧に戻れるように改善していくことがとても重要になるのです。