生活スタイルを見直して対応する高血圧
高血圧になる、という事の理由はいろいろありますが、多くは生活習慣に要因がある場合が多くなっています。
現代は飽食の時代です。
スーパーにもコンビニにも食べ物があふれていますし、いつでも購入し、何時でも食べることができます。
生活習慣病が社会的な問題となっているのは皆さんご存知の通りです。
夜遅くに食事をする、お酒を毎日飲む、好きなものを好きなだけ食べる、こうした生活を続けていることは、体にとって良くないことなのだと把握していても、なかなかやめることができません。
誰もが、「自分は大丈夫」と思ってしまうのです。
でも、高血圧も糖尿病も脂質異常も、症状が出る時にはかなりひどい状態で、初期症状があまりないというのも生活習慣病の特徴ですから、日々の生活に気を付ける、健康診断を受け自分の体の状態を把握するという事がとても重要な事になります。
健康診断等で血圧が高いと診断された場合、まず、これまでの自分の生活をしっかり見直すことが必要です。
朝ご飯抜きでランチは好きなものをお腹いっぱい食べている、ラーメンや丼物など、野菜が少ない食事が好き、夜はお酒を飲んでその後食事することが多い、お菓子などをよく食べる、夜更かししてテレビを見ながらながら食いしている、こうした健康に良くない生活をしてこなかったか?生活を振り返ってみてください。
高血圧もほかに合併症がなく、血圧が継続的に高いという状態であるなら、お薬と食事、運動などの生活習慣を見直し、自分の生活スタイルを変化させていくことで改善する事が出来るのです。
薬で下げればいい、という事ではなく、いずれ、薬が必要ない健康体に戻るんだという気持ちで、生活を見直していってほしいものです。
薬は飲んでいるけれど他に何も症状がないし、薬をやめても大丈夫じゃないか?と考え、後に重篤な合併症になってしまう方も大勢います。
医療機関でしっかり治療する事、その上で自分の生活スタイルをしっかり見直し、通常の血圧を継続できるようにがんばっていきましょう。